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伝えたい思い

書くべきか悩みましたが・・・
そのページは公開記事ですし、誰もが調べればわかる事なので書きます。

ドイツのDM事情を調べているとき、ふと目に留まった投稿と犬舎号。
そのページはドイツ国内の極々一部の情報でしかないのに、発症している犬のラインが日本にも入っていました。
日本に輸入されてる犬がたまたまノーマルなら良いな・・・と祈るしかありません。
(いや、現状はキャリアであっても相手を選べば問題ないのですが、仮に変異遺伝子を持った犬が無秩序に繁殖していたのだとしたら・・・怖い事です。だから、とにかくノーマルであって欲しい。)

それにしても、今回の事で「外産だから大丈夫」「ワーキングラインだから大丈夫」なんて事はないのだと再認識しました(泣)

何度も書いているけど、DMは発症が遅い病気です。
要するに検査を受けずに変異遺伝子を持った犬同士を交配に使った場合、
繁殖したずーーーっと後(約8~10数年後)に問題が発覚する可能性があると言う事。
発覚してからでは、もう遅すぎるんです・・・・
また、発症前に他の原因で死んでしまう個体も居るでしょうし、発症しても「高齢による足腰の衰え」程度に認識されてしまったり。
発症すれば、大きいだけに、あまり外に連れ出さ(せ)なくなる人も居るので、発症した犬が目につく機会も少ないのでしょう。
つまり、発症犬は出ていても人目につかない事が多いんです。
シェパードではそんなにDMを聞いたことがない。と思い込んでしまうのには、
こういった理由もあるのではないかなと感じています。

DMはこの数年で研究が進み(今も研究中です)、今や両親犬の検査で防げる病気になりました。
だから、可能性のあるリスクは極力排除をした繁殖をする努力はして欲しいんです。

それでも出てくる他の疾患はあります。
HD(股関節)やED(肘関節)は、多因子遺伝性疾患ですし、簡単に白黒判定出来るものでもなく、
白×白でも黒が産まれる事もあるわけです。
その他の病気に関しても、生き物なんだから完全はない。 と認識しています。

しかしDMは現在判明しているSOD1遺伝子をチェックするだけで、明確に発症をコントロール出来るのです。
白×白、グレー×白、黒×白、この交配ならば、黒が出る事はないんですから、
むしろ他の疾患よりもずっと簡単に減らせるはずなのですが。。。
(近い将来、別のタンパク質変異も合わせて検査可能になれば、更に発症個体が明確に判別出来るようになると思うので、
幅は広がると思いますが、「今」出来る最善の中で、繁殖者として努力して欲しいと願います。)

DMは老化によって身体の自由が奪われることとは違うと認識しています。
老化は全体的に「衰え」ますから、比較的、「気力」も身体の状態と比例している事が多いような気がします。
DMは、気力があって上半身は元気なのに、下半身が言う事を聞かない。から始まり、
身体と心の状態に差があり過ぎな状態に陥りやすい。
それだけに、本犬のストレスは大きいのではないか・・と思えます。

実際、アスターも発症までは年齢以上に若々しく、遊ぶこと、動く事が大好きな、「少年のような犬」でした。
アンティスと比べても、何倍も活発なアスターが、DMを発症した事によって運動機能だけが奪われていった事。
今、それを思い出すだけでも辛く、感情がこみ上げてきます。

私が感じている一番の「無念」は、それですね・・・
もっと自由に楽しく動ける時間を、可能な限り彼に与えてあげたかった。

3年の介護を経て得た経験や知識、仲間との絆、そしてアスターとの貴重で濃厚な日々。
介護の日々は大変だったけど苦ではなく、むしろ幸せと感じられる瞬間が多かったほどです。
これは介護経験者にしかわからない事かもしれませんが・・・
私にとって、この3年間は大きな宝になりました。

それでも・・・
次迎える子に同じ思いはさせたくないです。

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「大人になりたくないピーターパン犬」だったアスター。


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| 変性性脊髄症(DM) | 13:41 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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ドイツのDM事情


本国ドイツではシェパードのDMに関してがどれくらい関心があり検査が浸透しているのか?
気になりドイツ語で検索してみました。

翻訳機能を使ってのものだから、ハッキリした事はわからないのだけど…

このFBページは恐らくドイツでDMのシェパードを看取った方が作ったページ。
https://www.facebook.com/DSH-Conny-Ein-Leben-endet-mit-Degenerativer-Myelopathie-1652701204984845/

他にドイツでのDM検査を推奨するようなFBページも存在する事から、ドイツでもまだ思った以上には検査が浸透はしていないのかなと。
当然良識のあるブリーダーは検査を受けていますし、日本と比べればずっと浸透していますが、
DMはシニア期が始まった頃から発病するものなので、ドイツでも若干似たような状況でもあるのかな、、、。

DMの異常遺伝子が見つかったのが2009年。(ミズーリ大学)
その後OFAを通して一般でも遺伝子検査が可能となったのは、大体2012年頃ですので、まだ検査可能になって4年。
浸透するには日が浅いと言えば日が浅いですね…
そんな事もあり、本国でも検査の義務化みたいな物はまだまだ先になるのだろうなと感じましたが、HD・EDと同様、義務化されてからでは遅いと思うので
先行して良識のある繁殖者が今から検査を実施しておく事は重要かなと思いました。

ドイツ語わかる人、こんな事書いてあるよ!って情報があったらご教授くださると嬉しいですm(_ _)m


あ、それと。。。
DMは「変性性脊髄症」です。
「変性脊髄症」でも「変形性脊症」でもありませんから、間違わないでね。

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よろしくお願いします。

| 変性性脊髄症(DM) | 11:46 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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お空で12歳

Aster12歳のお誕生日です。
一緒に迎えられなくて残念だけど・・・・

天国ではそっちの仲間達でまた集まってわーーーい♪とお祝いしてるかしら。

こっちの世界では、ルークがまだ元気で居てくれているからね。
ルークがまだまだ元気に過ごしてくれるように、ちゃんと見守っててね。

今年も君たちの誕生日にかこつけて飼い主だけで集まって、ワイワイやらせていただきますよ。

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2012年4月

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2013年4月

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2014年4月

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2015年4月

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2016年4月


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LoveAster

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| Asterの想い出 | 15:04 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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ジレンマ

犬の遺伝学の本を買って読んだり、詳しい方からの情報を頼りに、少しずつですが以前よりも遺伝病についての
理解が深まっては来ました。
そんな中で耳に入る様々な現実を知ると、正直、「前途多難」と感じてしまうような事が多く、ため息しか出ません(泣)
ため息ついてても始まらないので、やれる事をやるしかないのですが。

私もちょっと前までは「出来たら、した方がいいよねー」くらいにしか思っていなかった「検査結果の公開と共有」。
前の記事にも書きましたが、現状キャリアを繁殖に使う事が「悪」ではないと思っています。
(未検査での繁殖の方が、ずっとマズイです。)
むしろキャリアを省いた繁殖をしてしまう事は遺伝的多様性を失い、むしろ他の遺伝疾患のリスクを高めてしまう事にも繋がります。
良い性能や構成を持った犬がキャリアだった場合、その良い血を後世に残したい思いは繁殖のみならず、
犬種業界全体としても同じだと思います。
そうなった時、せっかく検査をしても、結果を犬種全体で共有出来なければキャリアの犬を繁殖に使う事が出来ない現実があります。
現状ですと検査結果を公開する場所がないので、キャリアは繁殖を断念せざるを得ない。
これでは「命」という物を真剣に考え、真面目に繁殖に取り組む繁殖者の方だけが衰退して、
何も考えずに(もしくは知らぬフリをして)未検査で将来にリスクを拡散するような繁殖者達だけが生き残る事になってしまいます。
これだけは避けたいことです。。。
他犬種にはキャリア犬を持った優良な繁殖者も現実に居ます。

しつこいようですが、キャリア因子を持った犬や、そのラインを批判したりする事は無意味な事です。
大切なのは、これからどう病気を減らして行くか。
これ以上病気や変異のある遺伝子を蔓延させない事・将来を見据えた犬種の向上を考えて行く為にも、
まずは検査を浸透させ、その結果を共有出来る場を設けられたらと思っています。

遺伝性疾患のコントロールには、業界に携わる関係者の理解とネットワークと協力が必要です。


補足として・・・
優性に遺伝する疾患は(常染色体優性遺伝性疾患)、発症した個体を繁殖に使わなければ減らす事が出来るのですが、
そのような背景もあって犬では常染色体優性遺伝性疾患はあまり多くありません。
しかし犬に数多く報告されている常染色体劣性遺伝性疾患(DMもそうです)では、キャリア犬は症状が出ない(発症しない)為、
発症個体を交配から排除するだけでは問題の遺伝子がいつまでも子孫に受け継がれていくことになります。
尚且つ、DMの場合は発症年齢が遅いことから余計にその家系の問題の把握が遅れてしまうので、
広がり方は場合によっては他の病気よりも早いと言う懸念があります。


仮に、1頭の人気種牡や台牝がキャリアや陽性だった場合の拡がり方を想像すると・・・
瞬く間に蔓延していく事になるでしょう。
これは将来に渡る大きな責任問題になると思います。

FBではシェアしていましたが、こちらにも。
先日関西で放送された遺伝疾患の特集です。
短い時間で、わかりやすくまとめられています。
是非、ご覧になっていただきたいと思います。

ペットの遺伝病の放送

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もうすぐ桜が咲くね。。。アスター。

| 変性性脊髄症(DM) | 13:40 | comments(2) | trackbacks(0) | TOP↑

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遺伝疾患に関しての参考ブログ

今日はリンク承諾をいただきましたので、あるブログをご紹介したいと思います。

犬種と病気は違いますが、ボーダーコリーのTNS(遺伝性好中球減少症)と言う遺伝疾患があります。
DMと同じく常染色体劣性遺伝性疾患の1つなので、遺伝様式は同じと考えて良いと思います。

キャリア遺伝子を持つ犬に対して勘違いしている方が多いようなので、敢えて書きます。
キャリア犬は病気を発症しませんし、変異した遺伝子を保因していると言うだけで見た目は正常な犬と同じです。
繁殖を考えない方であれば、一切悲観する事でもないですし、繁殖をする方も、相手を選べば発症犬を出さずに、
次世代の繁殖犬の選別でノーマルの犬を選べば良いのです。

リンク先のブログ主様も書いていますが、私も繁殖しませんから、次に迎える子犬が仮にキャリア因子を持っていたとしても
それはそれで構わないと思っています。

DMと違い、TNSは子犬の時期に発症し通常は死に至る病気ですが、紹介するブログのボーダーコリーのFIOちゃんは
オーナー様の献身的な看護と、獣医師のおかげで、奇跡的に生き延び、今も病気を抱えながらも幸せに暮らしています。

JOJO&FIO blog

遺伝子疾病のキャリアについて思う事

まさかなお話

そして、これを読むまで考えもしませんでしたが、こういう輩も居るという事実。
開いた口が塞がりません・・・
しかし、似たような繁殖者は見聞きしますから、こういう人種の人達は、
どんな姑息な手段を用いてでも、繁殖をしたいのでしょう。
残念な事ですが、そのような事があるかもしれないと言う事、突然変異も有り得ると言う事からも、
やはりたとえ検査済みと言う謳い文句の両親から産まれた子犬を入手したとしても、二重のチェックと言う意味では
検査を受けるべきなのかなぁ、と思わざるを得ません。
そうすることで、不正をしようとする輩が少しでも減ってくれればと言う狙いです。

どうしてそこまで疑わなければならないのか、、、、と嘆きたくもなりますが、
嘆いていても始まらない。
遺伝疾患を減らす為に出来る事、考えられる事を一つ一つやっていくしかありません。

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| 変性性脊髄症(DM) | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | TOP↑

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